2010年8月25日水曜日

「先生、さっきの甲状腺のCTの所見だけどさ…」

「先生、さっきの甲状腺のCTの所見だけどさ…」
大したことじゃないんだけど、と言われつつも、何だろうとドキドキ。
「これなんだと思う?」
見落としてた、なにか興味深い(おもしろいというと語弊があるか)所見があったのかと、まだドキドキ。

みると頭の後ろのほうに丸い軟部影が。でも、病変そうではない。
先生がニコニコしゃべりかけてきてくれたし、これはクイズだ!とドキドキからワクワクに。

改めてじっくりみてみる。・・・所見をとるとはちょっと言いにくい。
頭部とは連続性のないものだが、それは人工物っぽくはない。濃度は不均一である。球状のものが肩のほうに行くと人の字のように二つに分かれる。
見づらいのでWWを広げると、単なる球状ではなく、肩のほうへスライスを移動すると丸から扁平な形になり、束の集族に見える・・・
髪の毛だ!!
「胸部Xpでも病変と間違えたくない髪の毛の束だけど、CTでもまとめてると、軟部腫瘍みたいに見えるよね。先生、こういうの好きでしょ?」
ハイ、好きです。しっかり好みを把握されてるなぁと思います。

放射線科のこっそりした楽しみに正常変異(この人の場合は全くの正常)が上がると思います。
肩甲骨の窓形成を見たときには、えー!なんか筋肉挟まっちゃいそう・・・と思ったり、
いろいろ病気の所見以外を見つけるのも楽しいです。

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